今日はおじさんにキュンとした。
それは朝に起きた可愛いできごと。
給湯室の入口付近にポットがある。
そのポットの使い方は、使われなくなったら自動的にロックがかかる仕組みになっている。
なのでお湯を注ぐ時は、ロック解除ボタンを押してから給湯ボタンを押す。
なぎこの職場の席は、ポットから結構近い。
今日もよくポットは使われる。
もくもくと仕事をしてるところ、給湯室から軽快な短いメロディーが流れた。
数秒後また軽快な短いメロディーが流れる。
また流れた。
流石に3回も流れたので、ポットの方へ顔を向けると、おじさんと目が合った。
(おじさんは、なぎこの悪友)
「なに朝からポットで音楽奏でてるんですか?」と笑いながら、おじさんのそばへ向かった。
実はポットにはまだ機能があって、ロック解除ボタンではなくタイマーボタンを最初に押してから、給湯ボタンを押したら、ポットから「これは給湯されませんよ」っていう意味の軽快なメロディーが流れる。
おじさんは何回もポットを使っているのに、今日は3回も給湯に失敗。
おじさんはその機能を知らなかったので、なぎこが簡単に説明。
理解した後、おじさんは「いやぁ、おっかしいなぁ」と照れくさそうに給湯を終えた。
普段はちょっとキリッとしてるおじさんが、珍しく天然炸裂の失敗。
たまにでる天然な失敗をおじさんを見ると、キュンとしまうなぎこであった。