久しぶりに今日はバスに乗った。
最近のバスは、スマホの充電ができる。便利になったものだ。
なぎこが乗るバス路線は、結構利用者が多く、座ることが中々できない。
が、今日は座ることができた、ラッキー。
乗客の中に、恋人なりたてなのか、いちいち距離感が近い中学生カップルがいた。
結構キスができるぐらいの距離で会話するもんだから、口臭は大丈夫なのかしら、と勝手になぎこは心配した。
なぎこはバスの運転手を眺めるのが昔から好きだ。
運転手ってシンプルにかっこいい。
ただ気づいてしまった。
バスがすれ違った際、運転手同士が手を挙げるという文化がいつの間にか無くなっていた。
なぎこは昔からバスを利用機会が多かったから、運転手同士が手を挙げる文化が何気に好きであった。
多分深い意味は無いと思う。
ただ運転手同士がすれ違いの際の手を挙げるという行為が、なぎこ的には運転手特有の挨拶や応援のように思えて好きだった。
しかし久しく利用してなかったせいか、いつの間にかその行為も無くなっていた。
寂しい。